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プロフィール |
◇アマチュア無線局 JE5JHZ◇
(es.VK2IBS/ex.JA5YXR,JH5YSD,JR6YAH)
常置場所:愛媛県伊予郡松前町
資格:第一級アマチュア無線技士
性別:♂ 年齢:とうとう40代に突入(^^:
ムセンに興味のないXYLと子供2人の4人暮らし。
むろん、休みの日に大手を振っての無線などはもってのほか(涙)。
家人の目をかいくぐるように、平日の深夜と休日の早朝を中心にコソコソとオン・エア。
目下、DXのまねごとに興じておりますが、Condxの良い朝夕のゴールデンタイムにナカナカQRVできず、ストレスがたまる一方(^^;。
HAMに限らず趣味を楽しむ上でモットーとしている事は「自分の足で立つ」。
Blogと並行してHomePageもやってます↓。
http://am10pm3.echo.jp/
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ゴールデンウィークが終わりました。 零細企業勤めの当局は(^^;、暦どおり4連休でした。
折しも珍エンティティーのZS8WがQRVしていたこともあり、この機会に時間を見つけてちょこちょこワッチをしたかったのですけれど、表題のとおり、タイミング悪く、予期せぬアンテナトラブルに見舞われてしまい、残念ながらそれも叶わぬままに終わってしまいました…orz。
発端は、連休初日5/3の宵の口。
TX9Aの7MHz SSBを呼ぼうとスタンバイしたところ、リニアのプロテクションが作動してデンパがでません。 一瞬リニアかコワレタカ?と思いましたが、こちらは無事(@_@。
アンテナをチェックしてみたところ、7・10MHzのSWRが10以上にも跳ね上がっていました。
どうやら、タワートップの7・10・18・24MHz用ロータリーDP(ミニマルチ社RN4DX)が不調のようです。
7MHzは同調点が大幅にズレでおり7.4MHzあたりにディップ点がある状況、10MHzに至ってはメロメロでした。 他方で、18・24MHzは特段異状がなかったことから、7・10MHzのトラップコイルがやられている可能性が高いと推察されました(´・ω・`)。
…こうなると、とたんに気もそぞろになってしまうのが、無線キ○ガ☆の悲しい性(ノ∀`;) 。
翌、5/4・5/5は、既に家族サービスや野暮用が入っており、アンテナ工事の時間などは確保できそうにないことが判っていましたから、やるなら今日しかないっ!、というワケで、得意の夜間工事で(^^;、タワー登りを決行(;゜∀゜)。
1時間程暗闇で格闘した挙句、なんとか当該ロータリーDPを無事引きずり降ろすことに成功☆。

早速、テスターでトラップコイルの導通をチェックしてみたところ、予想通り、片側のコイルの導通がないのを発見!、不具合の原因はどうやらコレだったようです。
そこでとりあえず、当該トラップコイルをエレメントから取り外し、玄関先で分解・点検してみることにしました。
ちなみに、分解はそう難しくありません。
まずトラップコイル両端の黒色の樹脂製ブーツを取り外します。 軽くねじってやると容易に外れます。
ブーツを外すと、コイルケースとボビンを結合しているタッピングビスが出てきますので、これを外してから、コイルケースを持ち、エレメントパイプを軽く引っ張ってやると、ご本尊のコイルボビンがご開帳します。

コイルは、アンテナを上げてから13年以上経ちますが思いの外キレイな印象。 念入りに、目視点検しましたが、焼損やスパーク痕等もないようでした。
アルコールを浸したウエスで、コイル表面の小サビを掃除。 コイルとエレメントパイプを貫通接続しているタッピングビスは、軽く増し締めしておきました。
ところで今回、ミニマルチ社のトラップコイルを分解したのは初めてだったのですが、印象的だった点として、コイルの線材はアルミを使用しており、巻き方も密巻きではなく、2mm程度のギャップをもって巻かれていたことです。
これに対し、以前使っていたC社のアンテナは、トラップコイルはホルマル銅線が密巻きされていたように記憶しています。
確かにアルミよりは銅のほうが損失は格段に少ないですし、ピチピチに密巻きしたほうが、インダクタンス確保の点でも有利ですが、当然ながら耐圧の点では劣りますし、銅は緑青サビの心配もあります。
そういう面では、アルミ線疎巻きのコイルというのも、耐圧・耐久性・コストの点で、それなりにメリットはあるのかと、ある意味感心した次第です(゜∀゜)。 コンマ数dBの効率を追うよりも、耐久性重視という…。
ミニ社のトラップコイルは、他社の同種品に比べて、コイルケースが異様に長い印象がありましたが、疎巻きのコイルを見れば、これも納得です。
…というワケで、分解した時とは逆の手順をもって組立直し。
ひとつ注意する点として、最後、コイルケースとボビンを留めているタッピングビスを取り付ける際は、過度に締め付けるのは禁物です。
タップが立っているのは、樹脂製のボビンですから、あまり締め過ぎるとネジバカになる可能性があります。
結局、不具合の原因としては、コイルケース片側一方のタッピングビスは、コイル端のアルミ線と共締めされているのですが、この部分の接触不良だったようです。 無論、この部分もサンドペーパを当てて念入りに掃除して完了。
再度テスターでチェックしたところ、今度は、ちゃんと導通がとれていることを確認。
アンテナを下ろしたついでに、不具合のなかったもう片側のトラップコイルも取り外して分解清掃しておきました。 こちらのコイルも、経年を考えてもキレイなものでした(^^。

…さて、あとは再度アンテナを上げなおすだけですが、連休最終日の5/6は、外出の予定もなかったのですけど、こんな時に限って朝から雨天で身動きが取れず(*´□`)。
ようやく雨があがったのは、夕食後の19時半過ぎ。 またしても、得意の夜間工事になってしまいました(苦笑)。
愚痴みたいになってしまいますが、たかだかロータリーDP一本を上げ下ろしするだけ…文章で書くと簡単ですけど、なんせ自分一人でやってますから、実際は相当大変だったりします。
百歩譲って、タワー上になにもなければ、そこそこ容易ですが、現実には、クリスマスツリーなのです。 下には50MHzの7eleと、その下にはHFのトライバンダーが鎮座しています。
これをかわしながらやるとなると…、さながら、タワー上で、電流イライラ棒チャレンジをやっているようなもんです(笑)。
降ろすのはなんとかいきましたが(それでも、無理な体勢になり危うく腰を痛めるところでしたHi)、上げるのは、いろんな手順を試しましたが、どうにもこうにも一人では無理で、、、思案したあげく、滑車で吊り上げる方式にしました。
結局、滑車のロープを引っ張る作業は、娘達にお願いしました。 #細い雨が降る中、文句も言わずに、親父の道楽を手伝ってくれた娘達には感謝_(^^)_。
やっとこさ、ロータリーDPを"定位置"に戻し終えた頃には、21時をまわっていました。
早速、シャックで7・10MHzのSWRをチェックし問題ないことを確認し安堵:-D。

折角のGWをフイにしてしまいましたが、一方で、ZS8Wのパイルは半端なかったことは想像に難くないでしょうから、連休も明けてソロソロ当局のような水鉄砲にも、順番が廻ってくるようだといいのですが。。。 |
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■コメント
突貫工事、お疲れさまでした。
私も以前使っていた同社の14-21-28のHB32Zも不調になったことがあり、チェックするとトラップ内のアルミ線をエレメントに接続している部分が白く腐食しており、ヤスリで磨いて修理したことがあります。
自分でできない局はいちいち工事業者を呼んで高い金を払ってトラップを交換してもらったりするらしいですがw、ご自分でできるのは素晴らしいですね。
ただし、もうおわかりと思いますが、このトラップのアルミ線はすぐ折れるので取り扱いに注意が必要です。 前に折ってしまい、圧着端子を取り付けて何とかしたことがありますw
ここの所、ZS8Wの追っかけをしていて夜討ち朝駆けでした...w FB DX.
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名前: β教粗 ¦ 13:50, Friday, May 09, 2025 ×
β教祖さま:
コメントありがとうございます_(^^)_
>>トラップ内のアルミ線をエレメントに接続している部分が白く腐食しており
あ、当局の不具合も、まさにこの部分の接触不良が原因だったようです。
確かにこの部分は、唯一露出していて雨水が付着しやすい箇所ですね。 今後は定期的にチェックしてやろうと思います。
>>ここの所、ZS8Wの追っかけをしていて夜討ち朝駆けでした...w
成果が上がっているようで何よりです。
ZS8Wは予定より早く、月曜日にはQRTしてしまうようですね…。
未だ、パイルアップがなかなか思う程収束しておらず、当方は結構厳しい状況です。 本日も仕事ですし、正味、明日日曜日1日が勝負になりそうです(*_+)。
FB DX!! |
名前: JE5JHZ ¦ 12:25, Saturday, May 10, 2025 ×
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