プロフィール |
◇アマチュア無線局 JE5JHZ◇
(es.VK2IBS/ex.JA5YXR,JH5YSD,JR6YAH)
常置場所:愛媛県伊予郡松前町
資格:第一級アマチュア無線技士
性別:♂ 年齢:とうとう40代に突入(^^:
ムセンに興味のないXYLと子供2人の4人暮らし。
むろん、休みの日に大手を振っての無線などはもってのほか(涙)。
家人の目をかいくぐるように、平日の深夜と休日の早朝を中心にコソコソとオン・エア。
目下、DXのまねごとに興じておりますが、Condxの良い朝夕のゴールデンタイムにナカナカQRVできず、ストレスがたまる一方(^^;。
HAMに限らず趣味を楽しむ上でモットーとしている事は「自分の足で立つ」。
Blogと並行してHomePageもやってます↓。
http://rst599.starfree.jp/
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>2016年 4月15日
今更かよ、というツッコミはご勘弁いただくとして(^^;。
KENWOOD TS-590Sを、2013年の9月に購入して以来、ウチのメインリグとして2年間使っています。
TS-590が発売された当時は、久しぶりにKENWOODが投入したHF機ということで話題性もあり、概ね肯定的なインプレッション記事ばかりでした。
「K3キラー」なんで呼ばれていたこともありましたね。
私は元々、KENWOODファンだったこともあり、次に新しいリグに更改するならば、TS-590以外眼中にありませんでした。
で、2年前に従前から使用していたIC-746(メカフイルはフル装備です)から、乗り換える際は、私自身初めてのIF-DSPリグだし、ひと昔前に比べてDSPの技術自体も飛躍的に進歩しているハズですから、これは送受信とも劇的に変わるだろうと、かなり期待していたものです。
#ちなみに、IC-746の前はTS-690Sだったので、これは、もう劇的な変化があり、746のTWIN-PBTやAPFを味わうと、もう690には戻れなくなりましたHi。
…というワケで、勇んでTS-590Sを導入して、はや2年。
ところがどうも、未だにしっくりきていないのです(-_-+。
導入して間もない頃は、まだ自分が十分に使いこなせてないだけだと思っていました。
確かに、従前のIC-746に比較して、断然混変調に強いし、ノイズブランカも良く効きます。
でも、一番肝心な「弱い信号」の復調がイマイチなのです…。。。。
●弱いSSBが聞き取れない?
BAND WIDTHやIF SHIFTを微妙に調整しては、聞きやすいポイントを懸命にさぐるのですが、一定レベル以下の信号になると、ご本尊が出ているのは判るが何を言っているのか判らなくなります。
またSを振ってくる程度の強さがある信号でも、変調が浅めの場合は、やはり上手く聞き取れません。
実にもどかしいです。
CWでも同様で、弱い信号がもうちょっとハッキリ聞こえてもいいのになぁと思う場面が多々あります。
なんかこう、もやがかかったようで、メリハリがないんです。
強いて言えば、IF-SHIFTのピッチが荒すぎる(現状50Hzピッチ)と思うので、これが、さらに細かく設定できれば、改善の可能性はあるかもしれませんが…HW?。
●200Hz以下のCWフィルタは無用の長物?
某無線雑誌のインプレッション記事では、DSPの作り込みが良いから、帯域を100Hz以下の狭帯域に絞ってもリンギングがあまりなく秀逸だ、などと書いていました。
実際は、弱い信号相手に200Hz以下に絞ると明瞭度が悪化するので、ほぼ使い物になりません。
確かに、599で強く聞こえている信号相手ならば、200Hz以下に絞っていっても、割と綺麗に聞こえます。
でも、現実は、目的信号が弱かったり、QRM/QRNに埋もれていたりするから、試しに200Hz以下に絞ってみて、何とか聞きやすくならないかと腐心するワケです。
最初から、599で聞こえている信号ならば、わざわざ200Hz以下に絞って聞く場面なんてないですよね。
400とか500Hzで聴きますもん。
●RTTYは逆に切れすぎ?
最初のころは250HzのフィルタでRTTYできるんだ、と新鮮に感じたものですが…。
どうも、使っていると250Hzでは狭すぎて、相手の信号に微妙なQRHがある場合などは、フィルタの急峻なスカート部分で信号がスパッと切り取られてしまい、不用意な文字化けを生んでいる気がしてなりません。
これ以外の選択肢は500Hzしかないので、これでは逆に広すぎます。
できれば300や350Hzという選択も欲しいところです。
(IC-746の頃は350Hzのフィルタで快適にやっていました。)
フィルタのピッチなどは、ファームウエアのアップデートでいくらでも、お好み対応できそうな気がするんですが、そんな簡単な話ではない???。
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結局、TS-590は、常時外来ノイズやローカルのQRMが多い、「都会派ハム」をターゲットにつくられたリグではないかと思料します。
考えてみれば、当方のような田舎では、ノイズブランカなんてめったにONにすることがありません。
風の強い日に時たま発生する電柱ノイズが気になる時くらいかなぁ。
ハム人口も少ないので、ローカルのQRMなんてしれたものですし(^^;;。
そんな中で、本来聞こえてしかるべき信号が、上手く聞こえないというのは致命的です。
この2年間、受信にアップアップしながら、こりゃIC-746では絶対楽勝でコピーできていたハズと思えた場面は数知れず…。
TS-590のGシリーズでは、改善されているのかなぁ…?。
ネット上でTS-590で検索しても、概ねみなさん満足されているようで、あまり否定的な意見を見ないものですから、ちょっと気になってカキコしてみました。
実際に他のリグと具体的に比較したワケではないので、多分に感覚的な域を出ないところが申し訳ないのですが、現に自分が使っているリグの悪口なんて、書きたくないし認めたくないのが本音です。
大げさですが、断腸の思いでカキコしていることはご理解下さい(ぉぃ)。
まぁ、もとより、TS-590に限らず、IF-DSPのリグは弱い信号が聞こえないとか消えるとかいう話は、以前からよく見聞するところではありますので、ある意味このあたりがDSPの限界なのかも。
無銭家の私には縁がないですが(^^;、ハイエンドクラスのリグでもこんなんなのでしょうか?。
…というわけで、本気でIC-746に戻そうかと考えている今日この頃です(^^;;。
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