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プロフィール |
◇アマチュア無線局 JE5JHZ◇
(es.VK2IBS/ex.JA5YXR,JH5YSD,JR6YAH)
常置場所:愛媛県伊予郡松前町
資格:第一級アマチュア無線技士
性別:♂ 年齢:とうとう40代に突入(^^:
ムセンに興味のないXYLと子供2人の4人暮らし。
むろん、休みの日に大手を振っての無線などはもってのほか(涙)。
家人の目をかいくぐるように、平日の深夜と休日の早朝を中心にコソコソとオン・エア。
目下、DXのまねごとに興じておりますが、Condxの良い朝夕のゴールデンタイムにナカナカQRVできず、ストレスがたまる一方(^^;。
HAMに限らず趣味を楽しむ上でモットーとしている事は「自分の足で立つ」。
Blogと並行してHomePageもやってます↓。
http://rst599.starfree.jp/
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>2017年 4月7日
突然ですが皆様、パープレクサスという玩具をご存じでしょうか?。
3D迷路を金属の玉を転がしていく玩具なのですけど、ウチでも、子供たちが気に入って遊んでいます。
難易度によっていくつか種類があるようで、ちなみにウチにあるのは、最高難度の「パープレクサス・エピック」というタイプです。
玩具とあなどるなかれ、大人でもクリアは至難の技で、やりはじめるとついついハマッてしまいますHi。
このパープレクサスですが、先日、子供から突然HELPの依頼が。
なんでも、誤って棚の上から落としてしまい、この際迷路の一部が脱落してしまったとの由。
早速状況を見てみると、筐体は、ポリカーボネート製の透明の半球を上下で2つ組み合わせた形をしており、この中に3D迷路が組みつけられた構造になっています。
したがって、この透明半球の筐体を、上手く開けられさえすれば修理は容易そうです。
…と、当初は軽く考えていたのですが、いざ、注意深く調べてみると、かなり大変なことがわかってきました。
要は、筐体を上下に挟み付ける形で止めてある、水色のプラスチックリングを外すことができれば良いのですが、これが、構造上どうにも掴みどころがないのです。
試しに、同様にパープレクサスを修理した事例は無いかと、Webやyoutubeで探してみましたが、やはり、どの例も、分解の過程でリングがボコボコに変形してしまっており、再使用はほぼ不可能な感じでした。
詳細は後述しますが、私も実際にやってみて、結論から申しますと、この水色リングは一度分解してしまうと、完全に元に戻すのは、我々一般の素人ではほぼ不可能だろうと思います。
それは、接続部分が、よくありがちなツメで相互に固定されているだけでなく、加えて、接着剤が併用されているからです。
これでは、キレイに取り外すことは困難です。
つまり、水色リングを外す作業は、単に「外す」というよりは、「剥がし取る・折り取る」作業になります。
よって、パープレクサスの分解修理を試みようとされている方は、水色リングは再使用不能であり、完全には元の姿に戻せないことを、あらかじめオーナーの方に了承を得てから行うのが賢明と思います。
…さて、それでは、修理開始??!!!。
■カッターナイフや小型のマイナスドライバを、適宜水色リングの上下の継ぎ目に差し込み、繰り返しこじって、継ぎ目を拡張していきます。
■パキンという音がしたら、上下のリングを接続していた突起が外れた(折れた)音です。
こうなると、リングのガタが大きくなりさらに外しやすくなるはずです。
ここで、気を付けなければいけないのが、前述のとおり、ところどころでリングと透明の筐体のとの間に接着剤が充填されていることです。
力任せにガンガンやって、リングと一緒に筐体まで損傷させてしまっては、取り返しがつきません。
リングと筐体の癒着ヶ所を、丁寧にこじるとたいていは問題なく剥離できますので、焦らず慎重にすることです。。
■約30分間格闘して、ようやく半分の水色リングを剥離完了。
■約1時間で水色リングの撤去がすべて完了し、迷路本体が御開帳です(^^:。
■見にくいですが、No62?65付近の階段が脱落しています。
■外れていたピンヒンジを元の位置に戻して簡単に復旧完了。
直したヒンジの部分には、また同じトラブルがおきないよう、瞬間接着剤を一滴たらしておきました。
■筐体に迷路を組み付けて、元通りに戻します。
さて、ここで当然ながら、止め具の役割をしていた水色リングはもうありません。どうするか?!。
筐体である透明半球のフランジ(フチの部分)には、従前の水色リングの突起が噛みこんでいた19ヶ所の「止め穴」が開いているので、これを利用することにしました。
ここに3mmのビスを差し込んで固定する構造にします。
■無事、修理完了(^o^*/~~~
見てくれは、従前と少々かわってしまいましたが、ネジによる無機質な雰囲気が加わって、面構えは案外悪くありません(…と思う(^^;)。
子供たちにも意外と好評でした。
…というワケで、パープレクサスの修理記録でした。
同様の事例でお困りの方がいらしゃいましたら、参考になれば幸いです:-)。 |
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